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fillコマンドで自分の前にブロックをまとめて置こう! (day36)

自分の目の前にまとめて100個とか200個のブロック置きたい、という時がある。

fillコマンドで相対座標をうまく活用すればそれが可能となる。

f:id:DrFlourishing:20220205232339p:plain

ここにまとめてブロックを置きたい。

例えば、

1) カーソルを起点に縦向きの長い棒(長さ11ブロック分)

2) 1)の棒を底辺とした壁(高さ11ブロック分)

3) カーソルを中心に横向きの長い棒(長さ11ブロック分)

4) 3)の棒を底辺とした壁(高さ11ブロック分)

5) 4)の壁が前面となる立方体(辺の長さが11ブロック分)

を作ってみる。

 

1. fill:特定の範囲をまとめてブロックで置き換えるコマンド

/fill <from> <to> <block> [outline¦hollow¦destroy¦keep]

/fill <from> <to> <block> replace <newTileName>

 

<from>は起点(starting coordinates)、 <to>は終点(ending coordinates)を入れる。

絶対座標、相対座標どちらでもよい。ここではどちらも

起点:x1 y1 z1

終点:x2 y2 z2

という記号を用いる。

 

2. 自分の向いている方角を知る

F3を押して、Facingの数字を見ることでわかる。

f:id:DrFlourishing:20220205151648p:plain

見ている方角はFacingでわかる。

ここでは112.6 / 39.5とあるが、112.6が見ている方角を、39.5が見ている方向の高さを表している。方角は数字で表されており、下記のようになっている。

f:id:DrFlourishing:20220205153135p:plain

マインクラフトの方角の定義

112.6は上の図で言うと西(West)に入っていることがわかる。

 

3. 座標の概念を理解する

次に、マインクラフトでの座標(x, y, z) の概念を理解する。2.で述べた方角とはプラスマイナスが感覚的に異なる。

x軸は東西方向:プラスが東、マイナスが西

y軸は上下方向:プラスが上、マイナスが下

z軸は南北方向:プラスが南、マイナスが北

f:id:DrFlourishing:20220205203852p:plain

x軸、y軸、z軸の定義



fillコマンドの起点、終点には絶対座標、相対座標ともに用いることができる。

絶対座標:特定の位置を意味する座標のこと。

例えば

1000 50 200

の場合、南北方向の1000という場所、上下方向の50という場所、東西方向の200という特定の場所になる。

 

相対座標:自分の位置からどのくらい離れた場所にあるか

~をつけることで相対座標を用いることができる。例えば

~1000 ~0 ~200

の場合、自分の場所から東方向に1000、上下方向は0、南方向に200行った場所となる。

 

4. 自分の前方にブロックを置いていくための準備

4.1. 北、東、南、西のどちらかを真っすぐ向いた状態にする。

F3を押し、Facingで向いている方角を確認し、北、東、南、西のどちらかを真っすぐ向いた状態にする。

北(North):180/-180

東(East):-90

南(South):0

西(West):90

ここでは北を例として解説していく。

 

4.2. 北(North):180/-180を向いている時

4.2.1. 北は180、もしくは-180なので、Facingの左の数字が180になるようにする(多少ずれても構わない)

f:id:DrFlourishing:20220205220348p:plain

北(180)を向いている。Java版では見ている場所に正方形のカーソルが置かれるが、そこを真っすぐに見ているはずだ。

この状態であれば、相対座標のx,y,zの解釈は

x::プラスが右 (東)。マイナスが左 (西)。

y:プラスが上。マイナスが下。これは方角によって変わらない。

z:プラスが後ろ(南)。マイナスが前(北)。

 

4.2.2. 自分が今いるブロックの位置を確認する

上の画像の(2)から、ここでは

7004 72 -563

にいることがわかる。

 

4.2.3. 四角いカーソルのブロックの位置を確認する

上の画像の(3)から、ここでは

7004 71 -568

であることがわかる。

x座標(東西方向):北を向いているので変化はない。

y座標(高さ):自分の位置より高さは1下がるので、72-1=71となっている。

z座標(南北方向):-568と、自分の場所-563より5前方(北)にあることがわかる。

 

5. 自分の前方にブロックを置いていく(北を向いている時)

1) カーソルを起点に縦向きの長い棒(長さ11ブロック分)

カーソルは自分の前方5の場所にある。北を向いている時、前方はマイナスとなる:z1=~-5

そこから11ブロック分前方まで (z2=~-15)真っすぐに石を置きたい場合は下記となる。

起点: ~ ~ ~-5

終点:~ ~ ~-15

/fill ~ ~ ~-5 ~ ~ ~-15 stone

f:id:DrFlourishing:20220205224247p:plain

カーソルを起点に縦向きの長い棒(長さ11ブロック分)を置いた。

2) 1)の棒を底辺とした壁(高さ11ブロック分)

起点は1)と変わらないが、終点は高さが11ブロック分増える(y2=~10)。

☆自分の高さが0なので、0からカウントする。11ブロック分であれば~10となる。

起点: ~ ~ ~-5

終点:~ ~10 ~-15

/fill ~ ~ ~-5 ~ ~10 ~-15 stone

f:id:DrFlourishing:20220205224535p:plain

自分の前方、縦方向に11ブロック×11ブロックの壁ができた。

3) カーソルを中心に横向きの長い棒(長さ11ブロック分)

カーソルは自分の前方5の場所にある:z1=~-5

今回は奥行きはないので、z2=z1=~5

ここを中心に左右に5個ずつ、計11個のブロックからなる棒を作る。

x軸はどちらが起点でも良いが、自分から見て左側(西:マイナス方向)とすると、

起点:~-5 ~ ~-5

終点:~5 ~ ~-5

/fill ~-5 ~ ~-5 ~5 ~ ~-5 stone

f:id:DrFlourishing:20220205225301p:plain

自分の前に横向きの長い棒を置けた。

4) 3)の棒を底辺とした壁(高さ11ブロック分)

起点は3)と一緒でよい。

終点は11ブロック分、高くする必要がある:y2=~10

起点:~-5 ~ ~-5

終点:~5 ~10 ~-5

/fill ~-5 ~ ~-5 ~5 ~10 ~-5 stone

f:id:DrFlourishing:20220205225836p:plain

前方にそびえ立つ壁ができた。

5) 4)の壁が前面となる立方体(辺の長さが11ブロック分)

起点は3),4)と一緒でよい。

終点は、4)より前方に11ブロック分進む必要がある:z2=-15

 

起点:~-5 ~ ~-5

終点:~5 ~10 ~-15

/fill ~-5 ~ ~-5 ~5 ~10 ~-15 stone

f:id:DrFlourishing:20220205230235p:plain

自分の前方に1辺が11ブロック分の立方体を置くことができた。

6. 各方角において、左右前後の軸の方向が分かれば難しくない

4と5は北を向いている状態を例としたが、向いている方角によってx軸、z軸が入れ替わる。非常にややこしいが、下表を参考にすれば簡単だ。

f:id:DrFlourishing:20220205235033p:plain

向いている方角によって、右側、前方がどの軸のプラスかマイナスかが変わる。

例えば、東(-90)を向いている時は、右はz軸のプラス、前方はx軸のプラスだ。

前方5マス (x1=~5) のところから、右に6ブロック (z2=~5:☆0からカウントするので6ではない) 石を置きたい場合はこうなる。

起点:~5 ~ ~

終点:~5 ~ ~5

/fill ~5 ~ ~ ~5 ~ ~5 stone

f:id:DrFlourishing:20220206000146p:plain

東を向いている時に、前方5マスのところから、右に6ブロック石を置く。